インターネットビジネスでは、
デバイス上で商品やサービスの説明をしなければいけません。
お客様は、あなたの書いた説明文を読んで「購入」ボタンを押すかどうか決定します。
つまり、あなたが商品の魅力をしっかりとアピールできれば
お客様は安心して購入というアクションを起こしてくださいます。
今回の記事では、魅力の伝わる商品説明を書く上での大切なポイントを紹介します。
商品説明の重要性
あなたが売上を伸ばしたいと思っているなら、商品説明は極めて重要です。
あなたが紹介する商品にお客様が魅力を感じなければ、「購入」という行動まで至らないからです。
商品を説明する際、ついやってしまうのが「一方的に説明して終わり」のパターンです。
お客様の立場も考えず、売る側が言いたいことだけを連呼しても
お客様に商品の良さが伝わることはありません。
あなたが本気で売り上げを伸ばしたいのなら
あなたの「売りたい」という情熱と、お客様の「買いたい」という購買欲、
この2つをピタリと合わせる必要があります。
そのためには、しっかりした内容のある説明文が必要になります。
商品説明を充実させるためのポイント
お客様にとって理解しやすく、購買意欲を掻き立てられるような文章にするためには、
実際に書く前に、重要なポイントを整理しておくことが大切です。
ここでは、そのポイントを考えてみます。
6W2Hのフレームワーク
あなたは中学校時代、5W1Hという考え方を学んだことがあるでしょう。
「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」
「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」
から成立する、情報を伝達するために必要な6つの要素を示しています。
考えを整理したり、説得力のある発表をするために有効な思考の枠組みです。
インターネットビジネスでは、これに「Whom:だれに」と「How much:いくら」の2つの要素を加えて
商品についてお客様にさらに深く理解していただけます。
「6W2H」の内容
What | 何を | 商品情報 (商品名、特徴など) |
When | いつ | 発売日、セールの開始時期など |
Where | どこで | 販売店、リンクなど |
Who | だれが | 販売者、メーカー、アフィリエイターなど |
Whom | だれに | ターゲット (年齢、性別、職業など) |
Why | なぜ | 商品開発の理由、エピソードなど |
How | どうやって | 商品の購入方法、使用法など |
How much | いくらで | 購入価格、支払方法など |
いきなり商品説明を書いてしまうと、不完全な説明になる可能性が出てきます。
まず、あなたが伝えるべき内容とお客様が知っておくべき情報を「6W2H」からリストアップします 。
お客様のベネフィット
お客様にとって大切なのは商品そのものではなく、
その商品を購入してどのようなベネフィットがあるか、ということです。
ちなみにベネフィットとは、
商品やサービスを購入することで得られる「利益」や「恩恵」を意味します。
例えば、あなたがシミ隠しのファウンデーションを扱うとします。
次の2つの文章で、より魅力的なのはどちらでしょうか。
- 30代・40代・50代の女性に人気No.1!
肌に優しい成分配合でシミの出来にくい肌へ導いてくれます。 - お出かけ前、たった10分のメイクで完璧なシミ隠し。
紫外線から肌を守ってシミができるのを防ぐだけでなく、
しっかりカバーして若々しい肌に見せてくれるアイテムです。
夏の強い日差しの下でも、これ1つでもう安心。
- は、ありきたりなメリットをただ書いてあるだけです。
これに対して 2. は、
「その商品にどんな価値があるか」
「商品を購入することで、どんな未来が待っているか」
ということまで書かれており、イメージしやすくなっていることがわかるでしょう。
このように、
「商品が購入者にもたらすベネフィット」と「購入後の明るいイメージ」
を具体的に書くことで、商品の魅力を強くアピールできます。
デメリットの明記
あなたが販売したりアフィリエイトする商品にデメリットがある場合、
それを包み隠さずしっかり説明文に書いてください。
なぜわざわざマイナス面を書かなければならないのか、疑問に感じるかもしれません。
しかしデメリットを書けば、お客様はあなたを「誠実な人」と受け止めます。
マイナス面を正直に書くことで販売者やアフィリエイターへの安心感が生まれ、
あなたに対するお客様の信頼感が強まります。
そして信頼感を得たお客様は、かなりの確率でリピーターになってくださいます。
デメリットやマイナス面を明記することは、
あなたのイメージアップにつながり、Webサイトやブログにとって大いにプラスです。
わかりやすさの徹底
お客様はなぜあなたの商品説明を読むのでしょうか。
その商品の購入を検討していて、情報が欲しいからです。
ならば、商品説明は流し読みできるぐらいのわかりやすさが必要です。
さらっと読んだだけでもお客様の疑問や悩みの答えが見つかるような、
わかりやすい文章であるべきです。
商品の特徴は箇条書きにするのがお勧めです。
フレームで囲むなど、装飾にも工夫をしてください。
それぞれの文章は短くまとめ、
太字やラインマーカーを引くとさらに読みやすくなるでしょう。
お客様が興味を持っているのは商品であって、あなたの説明文ではありません。
説明文やレビューの一字一句すべて読んでくださることを期待してはいけません。
あなたが最も重要だと感じる商品の特徴は、
フォントを大きくして文章の冒頭に持っていくのもいいでしょう。
その商品に関して、あなたがお客様に知ってもらいたい情報を見つけてもらうために、
できることはすべてやるくらいの覚悟が大切です。
画像の効果的な使用
お客様に商品の特性を理解していただき購入率を高めるためには、
「説明文」と「画像」の2つを有効に使っていかなければいけません。
どれだけ解像度の高い綺麗な画像でも、
見ただけではどうしても理解できない部分が出てきます。
それをできるだけ具体的に説明していきます。
バージョンアップがされている商品なら旧版と新版の比較、
そもそもなぜその商品が開発されたのかなど、
関連するエピソードを紹介すれば、さらにお客様の興味を引くことができます。
画像とテキストの相乗効果は、あなたの期待を越えたものになります。
まとめ
この記事では売り上げを伸ばすための商品説明文の書き方を紹介しました。
慣れないうちは、ついアピールしたいことを並べるだけで終わってしまいます。
しかしそれではお客様の心を動かすことはできません。
お客様が求めるであろう情報を冷静に見極め、わかりやすく伝えることを心がけてください 。
それがお客様のスムーズな商品の購入につながり、売上をアップさせます。
また商品の説明文やレビューを書いたら、
家族や友人など、第三者の方に目を通してもらうことも有益です。
あなたには考え付かないような、意外な問題点を指摘してもらうことができ、
文章のわかりやすさがさらにアップします。