VODアフィリエイトは初心者でも稼ぎやすいジャンルと言われています。
しかし最近では、
「競争が激しくなって上位表示できない」
「初心者が稼ぐのは難しい」
といった意見も聞かれます。
今回はVODアフィリエイトを取り巻く環境と
確実に結果を残すための方法について説明します。
VODアフィリエイトとは?
VOD (Video On Demand:ビデオ・オン・デマンド) とは、
様々な映像コンテンツを、好きな時に、好きなデバイスで視聴できるサービスです。
その手軽さから「電子ビデオレンタル」とも呼ばれます。
VODで配信されるコンテンツには、
公開された映画、過去に放送された番組、オリジナル映像作品などがあります。
「そのうちに見よう」と考えていて見逃してしまった映像コンテンツを、
時間ができたときに見ることができる、とても便利なサービスです。
そしてVODアフィリエイトとは、
「U-NEXT」、「FOD」、「Hulu」、
などの動画配信サービスの「ユーザー登録」を扱うアフィリエイトのことを指します。
VODアフィリエイトのメリット
VOD (ビデオ・オン・デマンド) は、
アフィリエイト市場の中でも、急成長しているジャンルとして注目されています。
人気の理由は、他のジャンルと比べて収入を得やすいからです。
ここではVOD (ビデオ・オン・デマンド) が
アフィリエイトに向いている市場である理由を説明します。
高単価
VODアフィリエイトでは
1件当たりの単価が他のジャンルに比べて高額です。
ASPによって開きはありますが、1つの成約ごとに通常1,000円程度です。
特に「TSUTAYA TV」や「FODプレミアム」などのサービスでは、
1,200円を超える報酬も珍しくありません。
このような高額な単価は、他のジャンルではめったに見られません。
高単価がVODアフィリエイトの大きな魅力の1つになっています。
成約の条件がやさしい
初心者の方がVODアフィリエイトに取り組みやすい理由として、
成約のハードルの低さが挙げられます。
動画配信サービスでは一定の試用期間があり、
この期間中、ユーザーは無料でサービスを利用できます。
そしてVODアフィリエイトでは、
トライアルユーザーが試用期間中のみサービスを利用し、
有料期間に移行する前に退会しても会員としてカウントします。
あなたが作ったWebサイトから、
お客様が「無料の新規申し込み」をしてくださるだけで報酬が発生します。
このように無料期間のみの利用でも承認されるので、
他のジャンルと比較しても収益を挙げやすいということになります。
記事のネタが豊富
VODアフィリエイトでは、
映画、連続ドラマ、アニメーションなどのコンテンツに関する記事を書くことになります。
そしてこれらのコンテンツは、常に新作が発表され続けます。
つまり記事のネタが尽きることはなく、
初心者の方でも継続しやすいビジネスモデルです。
特に、映像コンテンツの鑑賞が趣味の方なら
記事を書くことはそれほど苦にならないでしょう。
文字通り「趣味と実益を兼ねる」という言葉を地で行く世界です。
報酬が高いジャンルでは、高度な専門知識が必要だったり、
実際に商品を購入しなければ記事を書くことが難しい場合もあります。
しかしVODアフィリエイトでは記事のネタに困るようなことはありません。
個人サイトでもPV (ページビュー) を集めやすい
VODでは、旧作から新作まで、幅広いジャンルの作品を配信しています。
したがってVODアフィリエイトでは、
「作品タイトル」、「俳優名」、「印象的なキャラクター」、…など、
検索キーワードは多岐にわたります。
仮にキーワードの数が限られていれば、
ライバル同士によるキーワードの奪いが起こるため、
PV (ページビュー) を集めるのは難しくなります。
しかしVODアフィリエイトの場合、主要な検索キーワードが数多くあります。
そのためアクセスは分散し、
新規に立ち上げた個人サイトでもPV (ページビュー) が集まりやすくなります。
VODアフィリエイトのデメリット
初心者の方が取り組みやすいVODアフィリエイトですが、
一方で否定的な意見があることも事実です。
ここではVODアフィリエイトのデメリットについて考えます。
ライバルの増加
VODアフィリエイトに
- 参入しやすい
- 記事を書きやすい
- 収益が発生しやすい
という特長がある以上、当然ライバル (競合サイト) の数が増えることになります。
VODアフィリエイトが注目され始めたのは、
2010年代の終わり頃のことです。
この時期はVOD (ビデオ・オン・デマンド) が一般消費者に急速に浸透し、
また検索エンジンもアフィリエイトサイトに読者が流入しやすい環境を作っていました。
そしてこの間に、大きな収益を上げるサイトがいくつも出現しました。
そのため現在では、人気のあるコンテンツの検索ワードには、
ドメインパワーを持ったサイトの記事が大勢を占めている状態です。
今からあなたが検索上位に進出するためには、
力のあるアフィリエイターやVOD企業などを相手にしなくてはいけません。
頻繁な記事更新
先ほども書いた通り、
VOD (ビデオ・オン・デマンド) のコンテンツは新作が発表され続けます。
視聴者の興味は移り変わりが激しいので、
力を入れて書いた記事でも、すぐに読まれなくなることもあります。
SEO対策を考えれば、
記事は頻繁に更新し、機会があればリライトして、
読者様に新鮮な話題を提供していかなくてはいけません。
ドラマなど2~3カ月の短い周期のコンテンツを扱うのですから、
日頃から話題になっている映画、ドラマ、俳優のリサーチは欠かせません。
VODアフィリエイトで勝ち抜くために
初心者の方がこれからVODアフィリエイトを始めて成功するためには、
具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか。
ここではポイントを2つ挙げてみます。
個性的な記事を書く
VODアフィリエイトでは、サイトの内容がどうしても被 (かぶ) ってしまいます。
作品紹介であれば、あらすじ、主要なキャラクター、感想など、
ありきたりな記事にならざるを得ません。
つまり他のジャンルのように「差別化」するのが難しいということです。
そして記事が似たり寄ったりの内容だと、
ドメインパワーの強い企業サイトには勝てません。
そこで重要になってくるのが、個性的な記事を書くということです。
後発でVODアフィリエイトを始めるなら、これは外せないポイントになります。
ここでは記事の内容を差別化をするためにどういったことを書けばよいか考えてみましょう。
新作についての記事を書く
VODアフィリエイトの魅力は、
毎日のように新作が発表され、それに関するキーワードが生まれることです。
他のジャンルでは、稼ぐことのできるキーワードはほぼ決まっています。
そこでライバルとの競争を避けるためには、
ニッチなキーワードを探す労力が必要になります。
しかしVODアフィリエイトでは、
新作が登場するたびに新たなキーワードが生まれます。
そのキーワードで記事を書けば競合も少なく上位表示も可能です。
VODアフィリエイトにはスピード競争の側面があります。
動画配信サービスのチェックを欠かさないようにして下さい。
作品に関する雑学
意外に記事の数が少ないのが、作品に関する雑学やトリビアです。
例えば黒澤明監督の映画「羅生門」では、
白黒の映像に陰影をつけるため、雨が降るシーンでは雨水に墨汁を混ぜました。
このような一般的な視聴者の方にはあまり知られていない情報は、
リサーチすれば簡単にわかるものも少なくありません。
作品や名セリフが生まれた背景、
出演者同士のトラブルや恋愛事情などネタはたくさんありますし、
何より記事を書くことが楽しくなるのではないでしょうか。
展開の考察
映画やドラマの今後がどのように展開していくのか、
その考察も記事の差別化に有効です。
いわゆる「考察サイト」は数多く存在します。
連続ドラマでは毎回伏線が張り巡らされ、
それを読み取って小さなナゾを解いていくのがファンの楽しみです。
あなたなりの推理を記事に書き、その興奮を読者と共有できれば、
あなたのサイトの個性は際立ったものになるはずです。
ドメインパワーをつける
VODアフィリエイトで成功するために質の高い記事を書くのはもちろんですが、
更にドメインパワーも必要です。
ドメインパワーとは…
ドメインパワーとは検索エンジン(Google)からの信頼度を表す指標のこと
他サイトから貼られたリンク(被リンク)の数や
更新の頻度により判断される
ドメインパワーによって
インデックスされるまでの時間が早くなったり
上位化されやすくなるなどのメリットがある
ここまで書いてきた通り、
優良な記事の更新はそのままドメインパワーの向上につながります。
しかし記事更新によるドメインパワーの獲得にはどうしても時間がかかります。
スピード重視のVODアフィリエイトでは
効率的なサイト運営を考える必要があります。
そこで、確実に時間を節約できるのが「中古ドメイン」です。
優良な中古ドメインを購入してサイトを作ることができれば、
SEOにおいて有利になることは間違いありません。
初心者の方にとって中古ドメインの購入には抵抗があるかもしれませんが、
「先行投資」と割り切る覚悟も大切です。
まとめ
この記事では、VODアフィリエイトについて考えました。
ここまで読んでいただいた方なら理解していただけると思いますが、
VODアフィリエイトはトレンドアフィリエイトとよく似ています。
日々生まれてくるキーワードを注意深く拾い、
少しでも早く記事にする必要があります。
記事の当たりはずれを考えるより、
とにかく量産するスピードが求められるということです。
その一方で、記事はリライトを前提にして、
他のサイトとの差別化を図ってください。
今からたくさんのライバルを相手にするためには、
辛抱強くキーワードを見つけ出し、
コツコツと記事を書き続ける忍耐力が必要になります。