ドメインを取得する際、SEO効果を高めるために、
中古ドメインを使用することを検討されている方も多いと思います。
ただし、中古ドメインは
過去のWebサイトのネガティブと受け取られる評価も受け継ぐ可能性があることには注意が必要です。
ここでは、中古ドメインのメリット、デメリットを簡単に説明します。
中古ドメインとは
中古ドメインとは、過去に企業や個人によって使用されたことのあるドメインを意味します。
一定期間使用されたことで、ドメインそのものにパワーと信用があります。
そのため中古ドメインには非常に人気があり、中古ドメインを専門に扱う業者も存在します。
しかし中古ドメインなら何でもいいかというと、それほど単純な話ではありません。
以前のWebサイトの評価を受け継ぐということは、良い評価を受け継ぐことを意味する一方、
ペナルティを課された過去があるなど、悪い評価を受け継ぐことでもあるからです。
中古ドメインのメリット
中古のドメインでWebサイトやブログを運用することには、
新規のドメインの場合と比較して、いくつかの利点があります。
まず中古ドメインを使用する利点の1つは、インデックスされるスピードの速さです。
ちなみに「インデックス」とは、
検索エンジンのデータベースにあなたのWebページの情報が登録されることを言います。
新規ドメインが Google のクローラーにインデックスされるには最低でも3ヶ月前後かかりますが、
中古ドメインは以前から使われていたためインデックスされやすく、
素早く上位に表示される可能性が高くなります。
また、ドメインのパワーを受け継ぐことができるのもメリットです。
ドメインパワーとは、簡単に言えば
「Google などの検索エンジンにおける、あなたのWebサイトやブログへの評価」
を意味し、その評価は検索エンジン最適化 (SEO) に直接影響します。
つまり、強力なドメインを持っていれば、
あなたの Webページやブログが上位に表示される可能性が高くなるということです。
中古ドメインのデメリット
ここまで、中古ドメインのメリットをご紹介してきましたが、
中古ドメインのデメリットについても見ていきたいと思います。
高価である
中古ドメインを購入する場合には、
中間マージンが発生するため、どうしても価格が高くなってしまいます。
当然、良質と思われるドメインは高値で取引されますが、
SEO効果の保証はなく、実際に使ってみなければわかりません。
つまり、中古ドメインにあなたが期待するほどの効果があるかどうかは
「賭け」の要素が大きいということになります。
悪い評価を受け継ぐ場合も
業者からの購入にしろ、個人からの購入にしろ、
中古ドメインは良い評価だけでなく、同時に悪い評価をも引き継いでしまいます。
もしあなたの入手した中古ドメインが、被リンクを「購入」しているなどの行為があった場合、
そのドメインで Webサイトやブログを運営しても、
望む結果を得ることは難しくなります。
質の低い被リンクや、明らかなスパムリンクが大量に付いている場合は、
検索エンジンからの評価が下がってしまい、
検索順位の下落や、場合によってはペナルティを受ける可能性すらあります。
ペナルティを受けている場合がある
中古ドメインが過去の悪い評価まで引き継ぐことは、ここまで説明した通りです。
そのため、あなたが購入した中古ドメインが過去にペナルティを受けたことがある場合、
Webサイトのパフォーマンスに悪い影響を与える可能性があります。
中古ドメインが以前にペナルティを受けていた場合、
新たにWebサイトを作成して再審査リクエストを送信し、
問題がなければペナルティは解除されます。
必要な場合は、Google Search Console から再審査リクエストを送信することになります。
まとめ
この記事では、中古ドメインを利用するメリット、またデメリットについて解説しました。
現在、中古ドメインをご利用でない方は、
この機会に、ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか。
Google のアルゴリズムは頻繁に変更され、
従来のビジネステクニックがこの先もずっと通用するとは限りません。
インターネットビジネスで結果を出し続けるためには、
あなたが考え得る限りの選択肢を試していく必要があります。
中古ドメインはそのための有効な手段の1つです。