アフィリエイターのプロフィール「すべて同じ」のナゾを解く

アフィリエイト広告を利用しています

あなたがWebサイトやブログを訪問し、
そのサイトやブログの運営者がどのような人なのか知りたいと思えば
当然「プロフィール」を読むことになります。

しかし、その「プロフィール」を読んでみると
ほとんど同じパターンで書かれていることに気づくはずです。

いったい何故なのでしょう。不思議だと思いませんか。

目次

プロフィールの重要性

Webサイトやブログで収益を上げるためには、
一定以上のPV (ページビュー) が必要になります。
PVとは、Webサイトで表示されたページの閲覧数のことを指します。
つまり訪問者や読者が特定のページを閲覧した回数です。

あなたのブログに「ファン」が多くなればそれだけPV数も増え、
Webサイトやブログからの収益も安定して上昇していきます。

あなたがプロフィールを使って自分の人物像を魅力的に見せることで、
サイトやブログの訪問者の方に「ファン」になっていただける効果が期待できます。

その意味で、プロフィールはきわめて重要だと言えます。

プロフィールのパータン化

さて実際にWebサイトやブログを開設しようと思い立ち
プロフィールを書こうとしても、何を書けばよいのか簡単には思い浮かびません。

そこで「プロフィール 書き方」というワードで検索してみると、
多くのブロガーやアフィリエイターの皆さんがテンプレートを紹介してくれています。

そしてそのテンプレートは、ある書籍を基にして書かれています。

ブロガーやアフィリエイターが書くプロフィールは、
その大体の流れが決まっているので、
ほとんどワンパターン化してしまっているのです。

「神話の法則」と「英雄の旅」

実はプロフィールに限らず、
メールマガジン用のステップメール、商品のレビュー、動画のナレーションなど、
その多くが「神話の法則」という書籍をベースに作られています。

「神話の法則」は、シナリオ評論家のクリストファー・ボグラーが
神話学者ジョーゼフ・キャンベルの神話理論である「英雄の旅」を、
広く応用できる12個の物語構造としてモデル化した書物です。

この物語構造を採用することで物語に力強さが生まれ、
読者を飽きさせず、期待感を抱かせることができます。
映画「スター・ウォーズ」がこの物語構造を持っていることはよく知られています。

そしてインターネットビジネスに「物語」を応用する場合、
「神話の法則」をベースに考えるのか、
あるいは「神話の法則」の基礎になっている「英雄の旅」を参考にするか、
そのどちらかになります。

この記事では、初心者の皆さんがより取り組みやすい、
「英雄の旅」をプロフィールに応用する方法を考えてみたいと思います。

「英雄の旅」の8個のステップ

「英雄の旅」という神話理論は次の8個の要素で構成されています。

  1. Calling (運命を悟る)
  2. Commitment (旅の始まり)
  3. Threshold (境界線)
  4. Guardians (守護者)
  5. Demon (悪魔)
  6. Transformation (変身)
  7. Complete the task (任務完了)
  8. Return home (故郷への帰還)

これら8個のステップを、具体的にプロフィールに生かしていきます。

Calling (運命を悟る)

あなた自身が、現状に違和感を覚えていることに気付きます。
昔は夢があったのに、今の自分は期待とは程遠い状況にある。
おかしい、何かを変えなければならない、という強い思いに駆られます。

Commitment (旅の始まり)

あなたは自分の夢をかなえるために動き出します。
試行錯誤を重ね、少しづつ進歩していきます。

Threshold (境界線)

今までの日常から、新しい世界へと飛び込んでいくフェーズです。
2つの異なる世界の「境界線」を越えるイメージです。

Guardians (守護者)

メンター (師) と出会って助言を授けられたり、
あるいは価値ある書物を手に入れ、そこから多くを学びます。

Demon (悪魔)

境界を越え、外部からの力を手にしても、そこには難関が待ち構えています。
簡単には成功できません。

Transformation (変身)

困難を克服し成功を収めるためには、あなた自身が変わらなければいけません。
それは「昔の自分から少しは成長した」というような軽いものではなく、
「変身」あるいは「変容」とでも言うべき大きな変化であるべきです。

Complete the task (任務完了)

様々な試練を乗り越え、あなたは自分に課せられた問題を解決します。

Return home (故郷への帰還)

難関を克服し、人間的に一回り成長し、問題を解決したあなたは、
再び日常へと戻ってきます。
しかしその日常は昔の様に苦しみに満ちたものではなく、
明るい希望と夢に彩られた、まったく新しい日常です。

読者を魅了する「物語」の力

以上、8個のステップにあなたの人生を当てはめ、
プロフィールを書いて行くことになります。

ここで大切なのは、プロフィールを事実の羅列ではなく
より詳細な物語として書いていくことです。

物語形式の文章は読む人の潜在意識に影響し、
最終的には行動までも引き起こす力を持っています。

物語を書く際のポイントは次の2つです。

  • 細部まで丁寧に書くこと
  • カギ括弧 (「 」) を適切に使うこと


例えば、次の2つのプロフィールを読み比べてみてください。

僕は偏差値の高くない、地方の大学の出身です。
学生時代は将来のことも考えず、コンパとサークル活動に明け暮れていました。

何とか大学を卒業したものの、入社した会社は典型的な「ブラック企業」。
早朝から深夜まで働き、それでも給料は手取り18万円ほどにしかなりません。
これではまともな生活なんてできないと、途方に暮れていました。

そんなとき、ネットで見かけた「アフィリエイト」というビジネスを思い出したんです。
ブログで商品を紹介し、成約すれば報酬がもらえる。
アフィリエイトなら、きっと僕にもできる。

1年もしないうちに僕は辞表を提出し、会社員を辞めました。
そして貯金をはたいてメンターの指導を受け、
今では月に何十万円も稼げるようになったのです…

「またお前か、まったく何回失敗すれば気が済むんだ!」
上司の怒鳴り声が部屋中に響き渡った。
「お願いだから、この会社を辞めてくれないか?
お前の代わりなんて、いくらでもいるんだからな」

悪いのは自分だ。それはわかっている。
それにしても、ここまでひどく侮辱されなければならないのか。
こんな毎日が、あと何年続いていくのだろうか。

仲間だと思っていた同僚たちは顔を伏せたまま、僕と目を合わせようともしない。
この部屋には僕を元気づけてくれる人も、励ましてくれる人もいないのだ。

トボトボと歩いて自分の机まで帰ると、僕は背中を丸めてため息をついた。
そしてぼんやりと、インターネットで見かけた
「アフィリエイト」という仕事のことを思い出していた。

アフィリエイトは自分で作ったブログで商品が売れれば、
ASPという仲介業者から報酬がもらえる仕事だ。
これなら、何のスキルも無い自分にだってできるんじゃないか?

僕の中で何かがはじけた。
「辞めてやる、こんな会社辞めてやる。そして見返してやる。
パワハラ上司も、知らんぷりの同僚たちも」

翌日、僕は辞表を出して無職になった。
そして死に物狂いでアフィリエイトに取り組んだ。
もちろん最初はうまく行かなかったが、
1年後の今では、1ヶ月で7桁の収入を得られるようになった。
それは会社員時代の年収とほぼ一緒だ…

いかがでしょうか。

1番目のプロフィールは悪くはありませんが、
すべて読んだとしても心を動かされるようなものではありません。

これに対して2番目のプロフィールは描写が細かく、
読み手の感情を刺激し、想像力をかき立てるはずです。

このようにプロフィールを物語形式で書くことで、
読み手の潜在意識に訴えかけ、共感を得ることができます。

まとめ

Webサイトやブログにおけるプロフィールの重要性、
書き方やテンプレートを紹介しました。

「英雄の旅」をベースにプロフィールを書くことをお勧めしていますが、
8個の要素すべてを完璧に埋める必要はありません。
書きにくいステップは軽く済ませ、
あなたが強調したい部分は、力を入れて書けばよいのです。

そうすれば、テンプレートを基本にしていたとしても
あなただけのオリジナリティあふれるプロフィールが完成します。

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